心霊治療、見えない世界の施術者

病院通いをしても治らない場合、心霊治療で治す患者さんがいます。ヒーラーと呼ばれる医術者からパワーを受け、目に見えて快方に向かう。ヒーラーは元々そのような力を持った方もいれば、修行を積んでヒーラーになった方もいる。医術の前には瞑想をして精神を整える。彼らは自分の力というよりも、自分の背後にいる見えない世界の術者の媒体として自分が行っていることをよく理解しています。自分の力であると思い上がった念を抱くと、そのパワーは衰えてゆきます。

医者から見離された患者さんは、心霊治療を幾度か受けて回復してゆきます。しかし、病になった原因が消えた訳ではありません。何でもそうですが、根本から原因を治さないと、再び病がぶり返します。心霊治療は、いわば予定調和の先取りと言ってよく、どこかで辻褄を合わせる必要があるのです。本来ならば、病で苦しみ続けるところ、天からのスピリチュアルパワーで癒してしまうのです。これは反省がとても重要です。病になった原因をよく追究して反省しませんと反作用が訪れます。

日本の近くではフィリピンが有名です。かつては、有名なヒーラーが大勢おられましたが現在は知りません。日本国内の場合は、祈祷師に頼んだり、お坊さんやあるいは各宗教団体で何らかの治療法が行われているかも知れません。宗教に入り、その教団内で病が治ったからといって安易に信用しないことです。低級霊であっても病気治しは出来るからです。あの世の霊達は、私達と違い視野が広いので病気を治せます。しかし根本原因を正さない限り、完全には治りません。

心霊治療で治る仕組みはこうです。天からのパワーを受けたヒーラーは患部の上で指先をこすります。するとそのパワーで毛穴が拡大し、患部が物質化して毛穴から出て、その後、毛穴は元に戻ります。患部とは肉体ではなくアストラル体のような目に見えない世界の物質です。原因は意識にあり、肉体に現れるのは現象(結果)ということです。トニーという有名なヒーラーは、夜間飲み歩くようになり、キャバレーで遊ぶようになってから、そのパワーは失われていったそうです。

人間の身体は完全に出来ていて本来病気はないという説があります。何かルールを破ると人は病気になるのかも知れません。心霊治療とは何故存在するのか。恐らく、奇跡を見せることで信仰心を持たせ、本来の健全な精神に立ち返って欲しいからではないでしょうか。奇跡を見ないと信仰心が芽生えない人は多い。この点で見るとヒーラーとは、代理人の役目があるといえますので、高額な治療費を請求したり、乱れた生活をすることは慎まなくてはなりません。

正法を歩む者にはよく奇跡が起きるらしい。なぜなら自らを反省し、他力に頼らず、自分の力で改めてゆこうとするからです。毎日の精神活動における問題点を洗い出し、第三者の立場で見て、治してゆこうとします。自力で治すのですから再発とはなりにくい。反省と生活習慣の改善で病が消える。もしもこれが広まれば、お医者さんや病院は困ってしまいます。そのために報道はされにくいのです。社会は利権で成り立っています。お金中心の社会が人間を不幸にしているとも言えます。