お酒と生活、酒とどう付き合うか

私は、20~30代まで人並にお酒を飲みましたが、あくまでも社会生活を営む上で必要に迫られてでした。お酒の付き合いが出来ないと、困る場面は沢山あります。お葬式や結婚式をみてもわかる通り、あらゆる場面で振舞われるのがお酒です。お酒が飲めないと、ビジネスでも損失が大きくなることでしょう。人との付き合い、ビジネスの場合でも、お酒を飲んで、相手の本心を出させる(探る)のが目的です。その為、お酒の席は、どうしても必要になります。

イギリスの医学雑誌「Lancet」に記載された記事によりますと、二十数種類のドラッグの内で一番有害なものとは、アルコールなんだそうです。アルコール飲用者自身の精神的、肉体的な害、家族の破壊、社会に対する害など、誰しも思い当たる節があることでしょう。WHOでもアルコールの成分は、非常に有害であると認定されています。有害度一位であれば、危険ドラッグとして規制され、所持することも出来なくなるはずです。

酒は百薬の長とは罠だったのではないでしょうか。酒により、精神を蝕む、怠惰になる、高尚なことを考えることが嫌になる、病気になる、お金を失う(高い税)、家庭が破壊されやすい、交通事故など社会に対しての害。仕事が終わって酒を飲めば、何をする気も起きなくなり、明日また仕事に出かける気力さえ残っていればいい状態です。これでは一週間が、仕事とお酒のサイクルです。このサイクルだけで日々の生活を送っている方を大勢見てきました。何のために生きているのか、考える余裕もありません。

社会には、社会を良くしようという力と、逆に、悪くしようという力が働いています。アルコールが流通している背景には、様々な事情があることでしょう。一つは、権力者に逆らわない従順な人々であってほしいからです。明日飲むアルコールを求めて、今日の仕事を頑張ってほしい。一つは、就職してからも勉強を怠らず、人間とは、社会とは、宇宙とは、の問いかけをし、高尚な宗教などに興味を抱いてほしくないからです。人々が精神的な進化をすることを怖れるあまり、アルコールを開放していそうです。

人口問題もからんでいます。ここ四~五十年で、世界の人口は倍増しています。インターネットの普及で、紙媒体の使用が激減しましたので、森林伐採に歯止めがかかりました。環境汚染、食糧問題など、権力者たちは、危機感を持って見守っています。そこで人口淘汰が行われていると見るべきです。知るべきことを知らない者は淘汰される。時間的に余裕のある方は、色々勉強して学ぶ機会がありますが、そうでない人たちは、日々の生活を送ることに精一杯なので、他人と同じ生活に流されてしまいます。

一日一日の区切りには、反省の時を持つべきですから、アルコールは避けなくてはなりません。正法の生活から反省は切り離せません。これはいけないことと分かっていても同じ過ちを繰り返してしまうのが人間です。反省の生活は、自分の心(真我)との問いかけですから、これを繰り返すことにより、自分の心が分かってきます。自分で自分の心を裁くのですから、過ちに気が付けば、一歩前進できます。やがて生まれてくる前の純粋な心に還ります。意識の奥底には、守護霊や指導霊たちが、あなたを見守っています。アルコールとの付き合いをどうしますか。